フィギュアNHK杯 NHKの気合の入り方がおかしい

フィギュアはNHK杯なんてものが開催中ですが、かなりまともな放送をしていただいて一フィギュアファンとしては非常にありがたいです。

民放みたいに日本人と一部の韓国人だけフィーチャして、ほかの外国人選手の演技は、表彰台に上がる選手のもカットなんてことはしませんしね(笑)
解説もちゃんと聞きましたよ♪
他のチャンネルで見ざるを得ないときは、切ってますけど。

あと男子の演技が好きな私としては、
男子の演技を、ちゃんと時間とって放送してくれるのも有難いっす。
今回はジュベールやウィアーのSPの演技がかなりよかっただけに、それをブラウン管でじっくり見られてよかったです。

ジュベール、マジ頑張れ!!

それはいいのですが、それ以上にすごいのが今年のNHK杯のHP
http://www.nhk.or.jp/figure2009/

ぱっと見は普通のHPですが、
http://www9.nhk.or.jp/figure2/
がかなり親切設計。

TOPページ右下から入れる動画ページですが、開催期間内であれば主要な選手の演技が見られます。
それだけでもとても有難いのだが、各選手の画像をクリックして動画を立ち上げると横になにやら技名が書かれたボタンらしきもの。

それをポチッと押すと、その選手が該当する技を行う瞬間に飛べます。

テレビではどういう技をやったのかよく分からなかった!
そんな時でも、そのボタンをポチッとな、すればその技がすぐ見られる訳ですよ、奥さん!!

これを使えば、技の特徴とか各選手の技の正確性などをじっくり何度も見ることが可能。
フィギュアの技をじっくり勉強したい方には、いい教材になるな〜、と感心させられました^^
オンデマンドでもやって欲しいが、どうなのだろうか?

こういう技術の使い方は面白いですね。特別難しい技術でもないのだろうが、こういった場でどんどん実験を重ねていって、オリンピックやその後の大会での配信に活かして欲しい。

NHKのこういうところは好きですわ。

アグネスが横浜市民から搾取をするようです

横浜市民の私は真っ先に被害に遭う予定。

アグネス・チャン「アフリカの子供たちの為に飲食店の無料の飲料水に寄付を」…寄付金は100円以上が目安

レストランやカフェで出される無料の飲料水に寄付をして、水や衛生事情に課題を抱える国の改善事業に役立てる活動「TAP(タップ)YOKOHAMA」が、23日から8月31日までの40日間、横浜市内の約300店で始まる。食事のひとときの幸せな気分を、少しの寄付に代えてほしいとの思いが込められている。横浜青年会議所の主催、横浜市水道局、日本ユニセフ協会の共催。国内では東京に続き2都市目。

日本ユニセフ協会によると、世界で1日に4千人の子どもたちが水や衛生環境が原因で亡くなっているという。今回、東京のプロジェクト(3月)で集まった500万円超と合わせ、1千万円を目標に、集まった寄付金でユニセフを通じ、アフリカのマダガスカルの学校13校に給水設備やトイレなどを整備する。

14日に横浜市内で開かれた会見には、横浜青年会議所の徳増栄治理事長や中田宏市長、日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさんらが出席。アグネスさんはアフリカの現状に触れ、「水は子どもの将来や命に大きくかかわる」と述べた。

寄付金は100円以上が目安。テーブルに配られるプロジェクトを説明したカードの上に置いていくか、店内の募金箱に入れていく仕組み。


だが断るっ!!

弁当の値段が300円切る時代に100円の募金圧力かけるとか、日本人舐めてるの?
アグネス基準だと"少しの寄付"らしいが、お前さんの財布と一緒にしないで欲しいです。

それに何故「100円以上を目安」?
寄付したい金額は個々の事情で決めればいい問題でしょうに。
あちら側としてみれば“カード作ってるし最低でもその分は回収しないと”と思って、その金額出したのかもしれませんが、そういう事情はこっちで斟酌して募金額決めますって。
それを頭ごなしに金額言われたら気分悪くなります。“食事の一時の幸せな気分”ぶち壊し。

カードをわざわざテーブルの上において募金を迫るという手口も嫌です。
これって
カード置いたんだから当然寄付するんだよな?なっ?
っていう圧力に感じてしまいます、私は。
そこで断ったら「お前は薄情者だな」って思われそうですよね。

私は無視するんですが。どうせ薄情者デスヨ(^^;

それ以前に寄付の類をするなら、海外より自国の人向けにやっているところに入れる。
その場合だと社会鍋とか私の知り合いの牧師に預けた方が信用できるので、やるとしたらそっちです。
あぁ間違っても汐留には入れません(笑)

まぁ何にしても、記事の運動には一切協力する気なぞありません。

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「リラックマ」のミニノートとか

汚い、さすがバンナム汚い。

「リラックマ」のミニノート登場

 バンダイナムコゲームスは7月10日、人気キャラクター「リラックマ」をモチーフにしたミニノートPC「リラックマ モバイルノートパソコン」の予約受け付けを、直販サイト「LaLaBit Market」で始めた。7万9800円。

 リラックマの顔をデザインした茶色いボディで、壁紙やスクリーンセーバーもリラックマ仕様。内蔵カメラでオリジナルフレームで写真を撮影できる「フォトフレームガジェット」にもリラックマデザインを搭載した。付属の専用ケースもリラックマ仕様だ。

オリジナルの壁紙やアイコンも付く

 工人舎のミニノート「ML」シリーズがベース。8.9型ワイド液晶(1024×600ピクセル表示)を搭載し、CPUはAtom N270(1.6GHz)、メモリは1Gバイト、HDDは160Gバイト、OSはWindows XP Home Edition。

 8月31日まで予約を受け付ける。

(H21/7/10 ITmedia News)


どれどれ…。



俺ですら和んだわ^^
値段は…ちょっと高いっぽいな。
http://jp.kohjinsha.com/store/ml_color/index.html
ソフトやら外装やらでベーシックモデルとの差額をそれだけ出せるの?って話に尽きるが、サブで持つには面白い選択肢だとは思います。



・受信料取り立てに躍起 NHK「法的措置」連発(H21/7/10 J-CAST)
これは今までしっかり徴収してなかった方がおかしい。NHKは法律にのっとって徴収してるだけだろ。
ちゃんと払っている身としては「取るべき所からは何としても取れよ!!」と言いたい。

何度も書いているが、払わない人の言い分として「番組に対する抗議」というのを聞くが、自分が気に入らんから法律違反していいという話にはならんと思う。
抗議したければ先だって行われた抗議デモに参加すべきだったと思う。

そういう人見ていると思い出す話題。
昔、消費税が5%になったとき「3%からの引き上げは納得できない」とかいって3%相当分の消費税だけ申告して得意顔していたいた事業主がいたという話。
それ見たとき、「やっていることはただの過少申告だよな〜」って思いましたがアレってどうなったんだろう?普通に過少申告でそれをテレビカメラの前で宣言してたわけだが。

抗議するためなら違法でもいい、とかありえん。


・携帯電話の着信音を鳴らすのは著作権侵害で追加料金の支払いが必要であると著作権団体が主張(H21/7/10 GIGAZINE)

著作権厨共の言いがかりは予想の斜め上を行く。一方こういう主張を「じゃあうちでも導入しようか」とか言い出しそうなJASRAC

・「卵焼き」めぐる熱いバトル 砂糖入れる?入れない?(H21/7/10 J-CAST)

私が持っている料理本には
砂糖“適量”
って書いてあるよ?母ちゃんも普通に入れるし。
砂糖云々よりも、出し巻きを普段から食べる、っていう方が不思議。


三訂版 実務消費税ハンドブック
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携帯画面上では三行で

携帯への雑誌有料配信?とりあえず要約して配信してください、三行で。

iPhoneに雑誌を有料配信 電通などスタート、年内に30社50誌

 電通は7月8日、電子化した雑誌コンテンツを携帯電話などに配信する「MAGASTORE」(マガストア)を今夏に開始すると発表した。

 まずiPhoneアプリとしてスタートし、順次一般の携帯電話やPC、ゲーム機などに拡大する計画。約20社から約30誌の参加が決まっており、年内に約30社・50誌以上に拡大する見込みという。

 コンテンツ配信技術開発を手がけるヤッパと提携し、同社の基盤技術を活用して展開する。専用ビューアーアプリをダウンロードし、電子雑誌を購入する仕組み。アプリは115円だが、無料版も配布。雑誌コンテンツは雑誌によって異なり、115〜600円程度。

 雑誌はタッチパネルでページをめくったり、拡大するなど直感的操作で閲覧できる。購入した雑誌はアプリ内に保存できるほか、過去に購入したデータは何冊でも再読込できるようにする。

 コンテンツ管理技術として、電通が開発した「許諾コード方式」を採用。権利者の許諾情報の要素を数値化し、さまざまな端末でデジタルコンテンツを利用できるようにするもので、出版社側の権利管理作業を軽減。データ変換や決済などの機能も提供する。

 朝日新聞出版や幻冬舎、講談社、小学館、新潮社、ダイヤモンド社、東洋経済新報社、扶桑社などが参加を決めている。販売する雑誌は今後公開する。

(H21/7/8 ITmedia News)


携帯で週刊東洋経済…、考えただけでゾッとします(^^;;

iPhoneってそりゃ画面でかいけどさ、あれに雑誌並みの文字量載せたとしたらどれだけスクロールすれば下までいけるんでしょうかね?

三行とは言わないが、段落をかなり考えて掲載しないと、1ページ分読んだだけで目がショボショボになって、それより後のページが読まれなくなりそうな予感しかしません。

私はこのページに掲載したニュースを携帯で読め、といわれても拒否反応に近いものを起こすくらい携帯で字を読むのが苦手です。
文章に集中できないんですよ。
キー操作やらスクロール時の字のブレみたいな残像がどうしても気になって、気が散ってしまいます。
それがない超短文だったら全く問題ないけど。

その辺は慣れの部分もあるかと思いますが、参加を決めている出版社の雑誌を考えると比較的長文の雑誌ばかりですよね?それを携帯で読ませるのは画面の大きさ上どうなのかな?
あと雑誌って読むコーナー決まっていても、その中からさらに自分が読みたいタイトルをサーチして拾い読みするモノだと思うのだが、携帯だと概観性にかけるのでそれも出来ないのが痛いですよね。

出版社側がただ雑誌のデータをアプリに落とし込むつもりだったらこのサービスは長続きしない、そんな予感がします。




・Operaって糞ブラウザなのになんでこんなに評価されてるの?(H21/7/8 VIPワイドガイド)

Operaでこのエントリー書いている俺に謝れっ!!

Operaのいいところ?
う〜ん、

  • 起動が早い

  • 低スペックマシンでも軽い

  • プラグインなど入れなくても普通に使える気楽さ

  • スピードダイアル


ですかね、理由は。
たま〜にIEとか使うと、もさっとしすぎてキレそうになる(笑)


小学校塾教材に自虐史観 南京犠牲「十数万人」記述も (H21/7/7 産経新聞)

いやいや、塾に自虐史観云々言うのは少々違う気がする。
塾に行かせる親の目的って「子供の成績アップ」であって「日本人として正しくあること」を求めているわけじゃないんだから歴史観の観点で問題にするのはどうかと。

どちらかというとそんな10年前の知識を唯一の正解と教えている、栄光ゼミナールの教材・テストの作成能力に疑問があると思います。

検定済み教科書で、複数の見解をわざわざ載せているようなものに関して、少なくとも公立の試験で設問を設けて10年前の検定だけを正解にする、とかありえるのかと?
それやったらそれこそ塾側が「この問題は別解があるのではないか?」っていうでしょうに。

そういう塾に通わせている親は、クソ高い月謝が無駄になってないか真剣に考えるべきです。


・デーブ・スペクター 「日本のドラマは末期。俳優が『自分は演技が下手』という自覚が無いから恐ろしい」

同意せざるを得ない。
8:2とは言わない、7:3という印象です。

ドラマ見てても役名じゃなくて「俳優の○○さん」としか認識できない、役になろうという気がないんじゃないか?というのが多すぎます。
役者らしき者の見た目だけを楽しむドラマですか?っていうの多すぎ。おかげでテレビ見る時間少なくなって満足してるが(笑)

これが上手い人の演技だと、
例え私がその人のファンでもドラマの中で嫌な人の役やってたら
「うわぁ〜あの○○(役名)って頭来るわ〜」
って心から思わせる位出来るんですが、そういう方は残念ながら本当に少ない。
この例だと小嶺麗奈さんとか水谷妃里さんなど。

そりゃつい先日までアイドルとかモデルをやっていた人に
事務所:「明日からドラマ出てね」
って言って現場に投入してれば、演技力のある人なんてそうは育たないでしょう。

よく女優さんのインタビューで「初めてのドラマの現場は右も左も分からなかった」なんてあるが、そんな人の演技見せられるこっちの身にもなって欲しい。
事務所:「演技は現場で勉強しろ」
とかアホかと。

本人の努力で立派な役者さんになっている方も多いですが、役者もどきが多いのも残念ながら事実。
この問題は本当にどうにかして欲しいです。

水の中の八月 [DVD]
小嶺麗奈, 青木伸輔, 町田町蔵, 草刈正雄, 石井聰亙
B001O9LFN2

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返品の山と戦う書店員

書店員の重要なスキル「返品本を綺麗にダンボールにつめること」



「返本率4割」打開の一手なるか 中堅出版8社、新販売制「35ブックス」
「業界の閉塞状況を打開したい」――中小出版8社が、責任販売制度「35ブックス」をスタートした。4割に上るという返本率を下げる狙いだ。


 「出版業界や書店が閉塞している。返本率が4割を超え、高止まりしている状況を打開したい」(筑摩書房の菊池明郎社長)――筑摩書房や中央公論新社など中堅出版8社は7月6日、書籍の新販売制度「35(さんご)ブックス」を、共同で始めると発表した。

 書籍は通常、「委託販売制」で販売されており、書店のマージン(定価に占める取り分)は22〜23%程度売れなければ、仕入れ価格と同額で返品できる。

 これに対して35ブックスは、書店のマージンを35%と高めに設定する一方で、返本時の引き取り価格を35%に下げる仕組み。「責任販売制」と呼ばれるシステムで、取り次ぎにも協力を得て実現した。書店の利益アップと出版社の返本リスク低下、取り次ぎの業務効率化が狙いだ。

 筑摩書房が中心となり、河出書房、青弓社、中央公論新社、二玄社、早川書房、平凡社、ポット出版が、復刊書籍を中心に、計26タイトル・47冊(セット販売含む)を提供。7月6日に書店からの受注受け付けを始め、11月上旬から配本する。
業界の「悲鳴」に応えたい

 従来の委託販売制は、出版社は多様な書籍を出版し、書店は売れ残りリスクを気にせず店頭に本を並べることができた。だが出版不況で書籍の売り上げが減る一方、出版点数は増加して返本率が上昇。大量仕入れ・大量返品が、書店や取り次ぎ、出版社の利益を圧迫し、出版不況が深刻化している。

 事態の打開に向け、小学館は昨年から、書店のマージンを35%程度に上げ、返本時の引き取り価格を下げる責任販売制を運用し、実績を上げているという。講談社も今年、責任販売制を一部の書籍で導入する計画を明らかにしている。

 35ブックスは、中堅出版社が、大手2社にならって企画した取り組み。「書店のマージンが低く、廃業する書店も多いなど悲鳴が届いている。この閉塞状況を何とか打開したい」と、筑摩書房の菊池社長が1月に提案し、計画を詰めてきた。参加している8社に加え、10社前後が賛同しているという。

 まずは、「南方熊楠コレクション」(全5巻・6600円、河出書房新社)、「昭和二十年東京地図」(3400円、筑摩書房)、「顔真卿字典」(5600円、二玄社)など高価格帯で書店の利益の厚い復刊書籍を中心にラインアップする。

 事前注文に応じて復刊・増刷し、注文した書店に優先して配本するため、出版社は売れ残りリスクを低減でき、中小書店でも部数を確保しやすいという。「書店のインセンティブを高めつつ出版社のリスクを下げ、ビジネスチャンスを広げたい」(菊池社長)

(H21/7/6 ITmedia News)


原価率78%デスヨ、奥さん!!
商品の仕入原価がそれで他に社員の給与やら店舗の維持費、あと万引きによる損失とかありゃ、場末の中小の書店の経営なんか普通成り立ちませんよ(^^;
…そんな書店で働いてたけどね、私。ちなみに今も健在ですよ、その店。

でその返品制度打開に関する記事についてですが、その前に私が昔勤めていた本屋の状況をざっとではありますが説明させていただきます。

記事のタイトルで「返品率4割」とか書いてますが、アレはあくまで平均。
売れんファッション誌とか返品率7割とかよくありました。ただその手の雑誌は仕入れたその日に半分程度返品処理されてましたね、うちでは。

「そんなに返品するなら最初から仕入れるなよ!」
って言われそうですが、実際そうも行かないのが困ったところ。

書店の仕入ってこっちが「○○を何冊で…」とかって全タイトルやっている訳じゃありません。

各店舗ごとの雑誌の売上データが取次店(日販とかトーハン)に送られて、その取次店が店ごとの売上の属性などを分析して数量や本の種類を決めてほぼ自動的に送ってくる、というスタイルです。
新創刊の雑誌とかもこっちが注文出さなくても送ってくるので送り状見て「この本ってナンデスカ?」ってなることもあったりします。

大きな本屋は知りませんが抽象だとかなりありがたいシステムです、これって。
だいたい一日200タイトル位、本って新たに出てるわけですよ、今の日本では。それを本屋で全部把握してそれぞれに売上見込みつけて個別で仕入れるとか無理ですから(^^;

それに新創刊の雑誌なんて、それこそ手元に届くまで何についての雑誌なのかもよく分からんので、売れるかもしれない雑誌をほぼ自動で届けてくれるシステムはありがたいといえばありがたいです。
実際バカ売れするときもあるし。

ちなみに返品が7割にもなる雑誌が…って例を挙げましたが、アレって最初から返品ありきであっちも出荷していているようです。

そうすることによって平積みしたときの厚さが増していかにも「売れている雑誌デスヨー」ってアピールする狙いがあるようです、が…うちの店では平積みするスペースにそんなもん並べないで、こっちが売りたい新書とか並べてたのでその意味なかったようです。

モチロンこっちから発注かけるときもあります、というかそれが普通といえば普通。
ただ他業種と違って委託販売制なので発注は見込みより多めに発注するようにはなってますね。店側としては予想以上に売れる事態になったらそれはそれでありがたいし、売れなくても返品すればおkなので発注する量は「多め多め」となりがちです。

それが積もり積もって「返品率4割」になっているんでしょう。

で、この制度ですが長期的には消費者にとってはマイナスに働く可能性が大きいと思います。
前述のように委託販売制度前提で経営やってきている人たちに
「仕入れ値では引き取らないからね」
って言われたら今までのような過剰な発注はなくなるとは思いますよ、確かに。

ただこの制度でやろうとしている復刊書籍の類だと正直需要見込みがナカナカ立たないので、よほど自信がないとあんまり仕入れたくはない類の商品ではあるんですよね。

今の制度だとたまたまその手の本が送られてきたり発注のお願いされても、空きスペースさえあれば仕入れて本棚にいれる可能性もあるんですが、新制度だとコワくて発注を控える店が多くなると思われます。

どうせ仕入れるなら、同じような題材を扱った本で返品がしやすいのだったり、過去に売れた実績のあるほうを仕入れる方に流れて、新たに発行された本で無名の人が書いたものが流通に乗らないまま消えていく事態が予想されます。今でさえそういう流れが強い。

で、それが積み重なって数年後には一部の作家などが書いた本ばっかり並んでいる本屋の完成、になる予感しかしません。そんなメジャーな本はいっぱいあるけど選ぶ楽しみがない本屋ってどうですか?

じゃあ今のままの制度でいいのか、といえばそれじゃただ座して滅びるのを待つばかりなのが困ってしまうところです。

出来れば、出版社毎なりの区分で記事タイトルのような制度で契約して高いマージン目指すか今までの制度の元で低マージンながらも返品はほぼ今までどおり、の2択が出来る制度になってくれればありがたいんですけどね。難しいかな…。