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  • 2016.07.17 Sunday
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時事

返品の山と戦う書店員

書店員の重要なスキル「返品本を綺麗にダンボールにつめること」



「返本率4割」打開の一手なるか 中堅出版8社、新販売制「35ブックス」
「業界の閉塞状況を打開したい」――中小出版8社が、責任販売制度「35ブックス」をスタートした。4割に上るという返本率を下げる狙いだ。


 「出版業界や書店が閉塞している。返本率が4割を超え、高止まりしている状況を打開したい」(筑摩書房の菊池明郎社長)――筑摩書房や中央公論新社など中堅出版8社は7月6日、書籍の新販売制度「35(さんご)ブックス」を、共同で始めると発表した。

 書籍は通常、「委託販売制」で販売されており、書店のマージン(定価に占める取り分)は22〜23%程度売れなければ、仕入れ価格と同額で返品できる。

 これに対して35ブックスは、書店のマージンを35%と高めに設定する一方で、返本時の引き取り価格を35%に下げる仕組み。「責任販売制」と呼ばれるシステムで、取り次ぎにも協力を得て実現した。書店の利益アップと出版社の返本リスク低下、取り次ぎの業務効率化が狙いだ。

 筑摩書房が中心となり、河出書房、青弓社、中央公論新社、二玄社、早川書房、平凡社、ポット出版が、復刊書籍を中心に、計26タイトル・47冊(セット販売含む)を提供。7月6日に書店からの受注受け付けを始め、11月上旬から配本する。
業界の「悲鳴」に応えたい

 従来の委託販売制は、出版社は多様な書籍を出版し、書店は売れ残りリスクを気にせず店頭に本を並べることができた。だが出版不況で書籍の売り上げが減る一方、出版点数は増加して返本率が上昇。大量仕入れ・大量返品が、書店や取り次ぎ、出版社の利益を圧迫し、出版不況が深刻化している。

 事態の打開に向け、小学館は昨年から、書店のマージンを35%程度に上げ、返本時の引き取り価格を下げる責任販売制を運用し、実績を上げているという。講談社も今年、責任販売制を一部の書籍で導入する計画を明らかにしている。

 35ブックスは、中堅出版社が、大手2社にならって企画した取り組み。「書店のマージンが低く、廃業する書店も多いなど悲鳴が届いている。この閉塞状況を何とか打開したい」と、筑摩書房の菊池社長が1月に提案し、計画を詰めてきた。参加している8社に加え、10社前後が賛同しているという。

 まずは、「南方熊楠コレクション」(全5巻・6600円、河出書房新社)、「昭和二十年東京地図」(3400円、筑摩書房)、「顔真卿字典」(5600円、二玄社)など高価格帯で書店の利益の厚い復刊書籍を中心にラインアップする。

 事前注文に応じて復刊・増刷し、注文した書店に優先して配本するため、出版社は売れ残りリスクを低減でき、中小書店でも部数を確保しやすいという。「書店のインセンティブを高めつつ出版社のリスクを下げ、ビジネスチャンスを広げたい」(菊池社長)

(H21/7/6 ITmedia News)


原価率78%デスヨ、奥さん!!
商品の仕入原価がそれで他に社員の給与やら店舗の維持費、あと万引きによる損失とかありゃ、場末の中小の書店の経営なんか普通成り立ちませんよ(^^;
…そんな書店で働いてたけどね、私。ちなみに今も健在ですよ、その店。

でその返品制度打開に関する記事についてですが、その前に私が昔勤めていた本屋の状況をざっとではありますが説明させていただきます。

記事のタイトルで「返品率4割」とか書いてますが、アレはあくまで平均。
売れんファッション誌とか返品率7割とかよくありました。ただその手の雑誌は仕入れたその日に半分程度返品処理されてましたね、うちでは。

「そんなに返品するなら最初から仕入れるなよ!」
って言われそうですが、実際そうも行かないのが困ったところ。

書店の仕入ってこっちが「○○を何冊で…」とかって全タイトルやっている訳じゃありません。

各店舗ごとの雑誌の売上データが取次店(日販とかトーハン)に送られて、その取次店が店ごとの売上の属性などを分析して数量や本の種類を決めてほぼ自動的に送ってくる、というスタイルです。
新創刊の雑誌とかもこっちが注文出さなくても送ってくるので送り状見て「この本ってナンデスカ?」ってなることもあったりします。

大きな本屋は知りませんが抽象だとかなりありがたいシステムです、これって。
だいたい一日200タイトル位、本って新たに出てるわけですよ、今の日本では。それを本屋で全部把握してそれぞれに売上見込みつけて個別で仕入れるとか無理ですから(^^;

それに新創刊の雑誌なんて、それこそ手元に届くまで何についての雑誌なのかもよく分からんので、売れるかもしれない雑誌をほぼ自動で届けてくれるシステムはありがたいといえばありがたいです。
実際バカ売れするときもあるし。

ちなみに返品が7割にもなる雑誌が…って例を挙げましたが、アレって最初から返品ありきであっちも出荷していているようです。

そうすることによって平積みしたときの厚さが増していかにも「売れている雑誌デスヨー」ってアピールする狙いがあるようです、が…うちの店では平積みするスペースにそんなもん並べないで、こっちが売りたい新書とか並べてたのでその意味なかったようです。

モチロンこっちから発注かけるときもあります、というかそれが普通といえば普通。
ただ他業種と違って委託販売制なので発注は見込みより多めに発注するようにはなってますね。店側としては予想以上に売れる事態になったらそれはそれでありがたいし、売れなくても返品すればおkなので発注する量は「多め多め」となりがちです。

それが積もり積もって「返品率4割」になっているんでしょう。

で、この制度ですが長期的には消費者にとってはマイナスに働く可能性が大きいと思います。
前述のように委託販売制度前提で経営やってきている人たちに
「仕入れ値では引き取らないからね」
って言われたら今までのような過剰な発注はなくなるとは思いますよ、確かに。

ただこの制度でやろうとしている復刊書籍の類だと正直需要見込みがナカナカ立たないので、よほど自信がないとあんまり仕入れたくはない類の商品ではあるんですよね。

今の制度だとたまたまその手の本が送られてきたり発注のお願いされても、空きスペースさえあれば仕入れて本棚にいれる可能性もあるんですが、新制度だとコワくて発注を控える店が多くなると思われます。

どうせ仕入れるなら、同じような題材を扱った本で返品がしやすいのだったり、過去に売れた実績のあるほうを仕入れる方に流れて、新たに発行された本で無名の人が書いたものが流通に乗らないまま消えていく事態が予想されます。今でさえそういう流れが強い。

で、それが積み重なって数年後には一部の作家などが書いた本ばっかり並んでいる本屋の完成、になる予感しかしません。そんなメジャーな本はいっぱいあるけど選ぶ楽しみがない本屋ってどうですか?

じゃあ今のままの制度でいいのか、といえばそれじゃただ座して滅びるのを待つばかりなのが困ってしまうところです。

出来れば、出版社毎なりの区分で記事タイトルのような制度で契約して高いマージン目指すか今までの制度の元で低マージンながらも返品はほぼ今までどおり、の2択が出来る制度になってくれればありがたいんですけどね。難しいかな…。
  • 2009.07.07 Tuesday
  • 01:48

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